自分でシリンダー交換を行う人が陥りやすい罠

また夫と大喧嘩した。喧嘩の理由は酔っ払って自宅の鍵を無くしたことにある。そんなことで目くじらを立てるなとは言わないでほしい。なぜなら夫が酔っ払って鍵を無くすのは、これが3回目だからだ。しかも記憶がないのでどこで無くしたのかもわからず、警察に届けたけれど結局過去2回の鍵は戻ってこなかった。だから多分今回も戻ってこないだろう。ていうか、戻ってきても何だか気持ちが悪いし。

例え無くしても、夫一人が被害をこうむるならばまだいい。だけど夫の不注意によって、家族全員の安全が脅かされるのだから、不安に陥る私の身にもなってもらいたい。それに鍵の交換をお願いするのに一体いくらかかると思っているのか、そのたびに家にいなくてはならないのは私で、その日の予定が丸つぶれになってしまう。というようなことを、多少口汚く夫に罵ったところ、夫が逆ギレして、「それなら俺が小遣いで鍵買ってきてつけるよ。それなら文句はないんだろ?」となったのである。

夫は次の日、有給を使って会社を休み、ホームセンターでシリンダー錠を購入してきた。もちろん自分のお小遣いで。私は友人と出かける予定があったので、夫を置いて家を留守にした。そして数時間後に帰ってみると…。近所の鍵屋さんがうちに来ているではないか。夫に尋ねると、鍵を交換したら、どういうわけか鍵を閉めていないのにドアが開かなくなってしまったとのこと。自分ではどうすることもできなくなり、鍵屋さんを呼んだらしい…。鍵屋さん曰く、素人が自分でシリンダー交換を行うと、こういうことはよくあるそうだ。まんまと罠にかかってしまった夫、情けない…。

結局シリンダー交換はそのまま鍵屋さんにお願いすることになった。もちろん工賃や出張料は、夫のお小遣いからであることは言うまでもない。
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